【コラボ】忘れられないヒト
コロコロと変わる表情から、目が離せない。

彼のファンは、きっとこういうところが好きなのだろう。



「だから、付き合って下さい。お願いします。」



手を離して、座ったまま頭を下げる。

酔っぱらっている人間の言う事だから、信じない事にしよう。

そう決めたものの、佳乃は、なかなか頭を上げない崇文を見つめながら、何も言えずにいた。

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