【コラボ】忘れられないヒト
他のメンバーは、『こんな機会でもないと、一般企業なんて見れない!』と言って走り出した深音について、出て行ってしまった。

そのうち戻って来るだろう。


さすがに一人で佳乃に会うのは、心情的に厳しいものがある。

深呼吸をしながら、心を落ち着けて待つ。

テーブルの上に用意されていた資料を手にとって、パラパラとめくってみたり、携帯をいじってみたり。


そのうち、会議室のドアが勢いよく開いた。


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