【コラボ】忘れられないヒト
しかし、あの時は佳乃の会社に居ると言う事で手いっぱいで、一緒に行く気分ではなかったから、今さら後悔しても遅い。

とりあえず、その九条さんとやらのお陰で、気分が少し浮上した。
このネタを持ってきてくれたメンバーに、感謝しなければいけない。



「あの・・・さ。」



口を開きかけて、メンバーの視線が崇文に集まった時。

会議室のドアを、控え目にノックする音が響いた。



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