光と闇のセカイ
よく見ると、社の壇上に誰かがいる。
その誰かから感じる、かすかな妖気……。
だけど、影に包まれているかのようによく見えない。
辛うじて、私を背に佇んでいるという事が分かるだけ。
「誰だ!!」
私が呼びかけたら、その人は私に気づいたようで私に振り向いた。
だがそれだけで、何も答えない。
ただ、じっと私を見るだけ………。
「誰なんだ!
答えろ!!」
もう一度呼びかける。
するとその人は、ゆっくりとした動作でどこからか左手に持っている物を私に見せつけた。
手に持つ、白い何か。
あれは………
「…アイリス………?」
「---------……、
-----……。」
アイリスの人は、私に何か言っていた。
だけど、うまく聞き取れない。
集中し耳を済ましてアイリスの人の声を必死で拾う。
『……力が…………
……目覚めようとしている………。』
「……え?」
その誰かから感じる、かすかな妖気……。
だけど、影に包まれているかのようによく見えない。
辛うじて、私を背に佇んでいるという事が分かるだけ。
「誰だ!!」
私が呼びかけたら、その人は私に気づいたようで私に振り向いた。
だがそれだけで、何も答えない。
ただ、じっと私を見るだけ………。
「誰なんだ!
答えろ!!」
もう一度呼びかける。
するとその人は、ゆっくりとした動作でどこからか左手に持っている物を私に見せつけた。
手に持つ、白い何か。
あれは………
「…アイリス………?」
「---------……、
-----……。」
アイリスの人は、私に何か言っていた。
だけど、うまく聞き取れない。
集中し耳を済ましてアイリスの人の声を必死で拾う。
『……力が…………
……目覚めようとしている………。』
「……え?」