イタズラ ~TABOO~
ナツ


  「彼氏がいるのに背中で」




 「先生にとって僕って何ですか?」


 先生は濡れた髪を拭きながら、乱れた髪の間から僕を覗く。


 「何、お前もヤキモチとか妬くんだ?」


 意地悪そうな笑みを浮かべ、僕がうずくまるベッドに腰を降ろす。


 「かわいい奴。シャワー浴びて来いよ。何か食べに行こう」


 

 家庭教師である彼の部屋に来るようになって1ヶ月。


 メガネをかけて真面目そうな先生は僕と同じ、そう思っていたのに・・・




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