イタズラ ~TABOO~




 亮太にとっては初めての大舞台で気合いが入っている。


 それに付き合わされている私も、幼馴染みのよしみで彼を応援している。


 「もしかして、俺のカッコよさに気付いちゃった?まずいな~、彼氏いるのに」


 「もぅ、やめてよっ!」


 わざと言う亮太はイジワルだ。


 「じゃあ、もう一回」


 仕切り直して亮太が再び私を見つめる。




< 34 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop