イタズラ ~TABOO~




 電気を消すと、時計の針の音だけが静かな部屋に響く。


 何もない。


 安心感?


 床で寝ている彼が寝返りを打つ。


 「ねぇ、まだ起きてる?:


 眠るのがもったいない気がして声を掛ける。


 「懐かしいよな、あの頃はしょっちゅう泊まりに来てたのに。こういうのは今日で終わりなんだな」


 

 彼と話していると、学生時代に戻ったみたいに思えてくる。


 戻れない、キラキラした日々。




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