MUSIC LIFE



そう思いながら、ヒロトの手をずっと握っていた。



すると、ヒロトの手が若干だけどビクッと動いた。



私は、握り返して、名前を呼ぶ。



ヒロトは、目を開けてこっちを見る。



私は、一番に



瑠璃「おはよう。」



その言葉がずっと言いたかった。



三年間も眠り続けた、大好きな人への気持ちでもある。

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