社長×秘書


冴木さんが後部座席のドアを開けてくれる


先程言われた言葉の意味を考えていた私は、急いで車に乗り込んだ


「冴木さんがいてくれてよかったです」


「え?」


「秘密の恋なんて、きっと私たちだけじゃ疲れてしまうから」


私たちのことを分かってくれる人がいる


そう思うだけで気持ちが軽くなった



< 192 / 337 >

この作品をシェア

pagetop