社長×秘書
「私は・・・」
そっと社長の方を見ると、真剣な目でこちらを見つめていた
その顔を見て、安心して会長の方に向き直った
「社長は女たらしで、朝が異常に弱くて、面倒臭がりで・・・。
だけど、私にたくさんの愛をくれて、私が迷った時はそっと道を照らしてくれて、常に私のことを考えてくれて・・・。
私が社長を好きになったということは、会長を裏切ったということなのかもしれません。
そんな会長に、私たちのことを認めて欲しいと言うのは失礼なのかもしれませんが、でも、命の恩人である会長には、きちんと報告しておきたかったんです」