社長×秘書


「あれから、お父さんとはうまくいってるのかな?」


「はい。今は母も私も父の仕事を手伝っています」


「そうか、それは良かった」


おじさんはにっこりとほほ笑んだまま何度も頷いた


「あの…なぜですか?なぜ、父の会社に融資してくれたんですか?」


「君のお父さんは本当にいい仕事人だよ」


「え?」


おじさんは質問には答えず、ゆっくりと話し始めた



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