社長×秘書


「腕は確かだし、急な頼みでも必ず引き受けてくれる。
評判もいいし、この会社なら融資しても損をすることはない。
そう思ったんだよ」


「おじさん…」


同情なんかじゃなかった


ちゃんと、『ビジネス』として父の会社に融資してくれたんだ


「ありがとうございます…。
おじさん…、いや社長のおかげでまた一からやり直すことが出来ました」


「おじさんでいいんだよ。あ、それから、君は将来のこととか何か決めているのかい?」



< 77 / 337 >

この作品をシェア

pagetop