あの頃のように
「俺は――単に、沙稀のことが好きなだけなんだ。
以前の君も、今の君も。
そしてきっと、これからの君も――」
「潤也……さ……」
「ボールは沙稀の方にある。
過去のつぐないとか、そんなことは抜きにして——
ただ、俺と一緒にいたい。
そう、沙稀が思ってくれるなら——」
「……潤……」
それ以上何も言えなくて。
気が付いたら、あたしは潤也さんの胸に飛び込んでいた。
一直線に。
以前の君も、今の君も。
そしてきっと、これからの君も――」
「潤也……さ……」
「ボールは沙稀の方にある。
過去のつぐないとか、そんなことは抜きにして——
ただ、俺と一緒にいたい。
そう、沙稀が思ってくれるなら——」
「……潤……」
それ以上何も言えなくて。
気が付いたら、あたしは潤也さんの胸に飛び込んでいた。
一直線に。