【BL】幼なじみと恋をしよう!?
「夢じゃねーよ。いつも一緒にいるだろ。いいから、寝ろよ。」
恭一が笑いかけると近藤は頷いた。
「何か欲しいもんあったら言えよ。」
「………ああ。」
何かを躊躇った近藤に恭一は眉を上げる。
「なんだよ?遠慮しなくていいんだぜ?」
「………いや、」
「いいから。言えって。」
近藤は布団から手を出した。
「?」
「………手、繋いで。」
なんか子供みてーだな。
熱のせいか?
「ほら、これでいい?」
「絶対離さないでくれるか?」
「分かった。起きるまで繋いでてやるから、今は寝ろ。」
恭一が言うと、近藤は安心したように眠りについた。
近藤の新しい一面を見たことに、恭一は胸を高鳴らせた。
近藤にも可愛いとこあんだな。
「……良い夢みろよ。」
そのうち恭一にも睡魔が襲いかかり、程なくして眠りに落ちた。