【BL】幼なじみと恋をしよう!?
答えられずにいた恭一を見て、近藤は微笑んだ。
「別に付き合ってほしいとかじゃないんだ。ただ、知っていてほしかった。」
こんなに寂しく笑う奴だったっけ?
胸を締め付けられるような感覚に、恭一は胸の前で手を握りしめた。
「忘れて良いから。」
「え………」
「今まで通りにしていてくれればいいよ。」
納得いかない。
だからと言って近藤の気持ちを受け入れる覚悟はない。
結局、
「分かった。」
と言う返事しか恭一には出来なかった。