【BL】幼なじみと恋をしよう!?
「そんなこと言うなよ。変に遠慮すんなよ。俺は……」
そこまで言って恭一は近藤に口づけた。
「俺は、近藤とキス以上のことをしたいんだ。」
「……秋野」
恭一は近藤の首に腕を回した。
カチャッと金属音がして、恭一は身を離す。
近藤が首元に手を当てる。
「これは………」
恭一が近藤の首につけたのは、リングのついたネックレスだった。
「誕生日おめでとう。」
「……………」
「本当は指輪にしようと思ったんだ。けどサイズ分かんなかったから。」
それから、と恭一は顔を赤くする。
「俺とペアになってるんだ。ほら」
首元から同じリングのついたネックレスが顔を覗かせた。
「ちょっと照れくさいな。」
「……………」
近藤はただ、呆然と恭一を見上げている。
不安に思った恭一が声をかけると、突然近藤の腕が恭一を抱き締めた。