【BL】幼なじみと恋をしよう!?
「ありがとう。誕生日なんて忘れてた。それで今日は色々やってくれてたんだな。」
「うん……まぁな。」
近藤は抱き締めたままの状態で恭一を離そうとしない。
「恭一……ありがとう。俺、結構愛されてるな。」
「そうだよ。ちゃんと自覚しろよな。」
「今日はやけに素直だな。」
「そりゃ誕生日だから。」
「今年は最高の誕生日だ。」
今度は近藤から恭一へキス。
「ここまでされて我慢できるわけない。抱くよ。」
真っ直ぐ見つめられ、恭一はごくっと喉を鳴らした。
「あ………」
近藤が上半身を起こし、体の位置を入れ替えられる。
見下ろされ、恭一の頬が上気した。
「恭一………」
優しく頬を撫でられる。
「こ、近藤……っ」
「泰弘だよ。」
耳元で囁かれ、恭一は近藤に抱きついた。
「ごめん。初めてだけど、めちゃくちゃにするかもしれない。」
「ん……い、いよ……」
「ありがとう。恭一、好きだよ。」
近藤の囁きを最後に、恭一は意識を手放した。