【BL】幼なじみと恋をしよう!?
「昨日は少し激しくしすぎたか?」
その問いに恭一は顔を真っ赤にした。
「体、大丈夫か?」
「うん……まぁ。ちょっと腰痛いけど」
視線を外して答える恭一に近藤は一笑。
恭一の耳元に口を近づけた。
「昨日、最高に可愛かった。」
「~~~~~~!うるさい!近藤のエロバカ!!」
ベッドから抜け出そうとした恭一だけど、近藤の腕がそうはさせてくれない。
「随分な言いようだな。昨晩はあんなによが――」
「わぁー!わぁー!言うな!それ以上言うな!」
「はいはい。」
近藤の顔を見ていると昨日の出来事がまざまざと蘇ってくる。
恭一は近藤の胸に顔を埋めた。
「お?朝から大胆だな。」
「そんなんじゃねーよ、バカ。近藤は俺が思ってたよりエロかった。」
「そりゃ男だから、当たり前だ。それより……」
体を引き離されて、瞳を覗かれた。
「名前で呼んでくれ。昨日はそう呼んでくれていたろ?」
「別にいいけど。泰ひ………」
「ん?」
「泰……」
改めて言えと言われると、なかなか言えなくなるのが人間の不思議な心理。
「ほら、言って。」
「………泰弘」
聞こえるギリギリの音量だった。
「もう一回。俺の目を見て」
わざと掠れさせたような声を出す近藤に、心臓はうるさく鳴る。