あなたの瞳に映るのは。


「…隠すなよ。」


なかなか答えない美桜に俺はそう言った。


「ぁ……ん、んと…」


「ヤったよな?

俺…酔って…美桜と。」


「え…?
覚えてるの…?」


美桜は驚いていた。


どうやら、俺は覚えていないと思っていたらしい。


「忘れるわけねぇじゃん。」


うろ覚えとはいえ…

ちゃんと覚えているつもり。


美桜の初めてとか…。



絶対忘れねぇ。





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