狐さんに取り憑かれました【短編】






二度目のスーパー。




狐さんは、野菜、肉、米など。私が普段手をつけないものを籠に入れ会計をしろと手渡してきた。




『何故私が』




ブツブツといいながら、会計を済ます。




袋に荷物を詰めて、彼に渡すと何も言わずにもってくれた。




「お前の名前は?」




『名前??何故、私の名前を聞くのですか?』




帰り道でいきなり名前を聞かれ、特に吃驚するわけでもなく聞き返す。





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