狐さんに取り憑かれました【短編】
ナンバー1.変わった私の生活
狐さんと暮らし始めて、というか強制的に同居し始めてはや一週間。
私が買いだめしていたカップ麺たちは、狐さんにより処分された。
手入れをしておらず、草が好きな放題生えていた庭も狐さんの手入れにより様変わり。
生活感溢れない一軒家が、見事に人の家っぽくなりました。
「今日の夕餉は何がいい?」
『カップラーメン』
「まだ言うか」
私の頬をグニングニンと引っ張りながら、怒る狐さん
怒られるという行為は、今までされたことが少なかったため新鮮に感じる。