狐さんに取り憑かれました【短編】





「おい。人の子よ」




問題は、消えてはいませんでした。




私の勘違いだったようです。




『悪霊退散』




「俺は悪霊じゃない」




『悪霊とは私に迷惑行為をかける妖怪、霊、人、動物全てをひっくるめるものです』




「そんなの初めて聞いたは」




冷静な二人の言い合いは、三分を越えてもとまることはなく。



私はカップラーメンを食べつつ、悪霊狐と言い合いをし続けた。






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