秘密の相談室
と言っても狭い格安アパートだけど…
そこであたし達は双子の兄妹としてこのアパートに住み着いた。




夕方
晩御飯の材料を買いにスーパーへ行く。


「あっ! りまお姉ちゃんとはるお兄ちゃん♪」


「なおちゃんこんばんわ
今日はお母さんと買い物なの?」


とあたしが訪ねると


「…… うん… そうだよ…」

さっきまでの元気な声じゃなく なにかに怯えているような声だった。


「なぁおっ 早くなさい!」

「あっ…はい…またね
お兄ちゃん、おねえちゃん。」


「…………」


今のがなおちゃんのお母さん…


「吏真 今回の件辛かったら降りてもいい。」


陽菜は


ホントに


するどい…


「降りないよ…あたし なおちゃん助けたい。」


「……ん… 分かった。」


二年前 陽菜は 京斗から
あたしの事何をどれだけ
聞いたのだろう?



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