秘密の相談室
陽菜は先を促すようにあたしを見つめる。
実は彼 こーゆーの(幽霊)見えないし聞こえない人なのだ。

「どんなお願いですか?」

そう訪ねると…

『私 恋人を置いて死んでしまったの… 落ち込んでる彼を助けたくて 励ましたくて…』

かなり深刻だなぁ…
と思いつつ 陽菜はあたしの耳元である言葉を囁いた。


「あなたの名前と彼の名前過去に何があったか教えてください。」

あたしは陽菜の言いたいことを通訳して 幽霊さんに問いかけた。



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