秘密の相談室
「歌音… あの子いるんですか?」

今にも飛び掛かってきそうな勢いで和沙さんはあたしに勢いよく飛び付こうとした。


「現実見なよ? 歌音さんは今ここに居ない。」


陽菜の鋭い強請で 和沙さんは「すみません」 と言ってその動きを止めた。


フヨフヨと浮いてる歌音さんは気がきでない様子。


まさに微妙な空気の出来上がりだ。

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