秘密の相談室
「でも 媒体なしで術をかけるのってとても危険なの。悠季くんのお母さんは 余程高い除霊封印の使い手だったみたいね…」


「………っ 吏真さん 分かるんですか?」

あたしが呟くように言った後 悠季くんがその呟きに反応した。
陽菜はそれを見てて なにかを思い付いたのか

「吏真の得意分野だな」
そう言って あたしに視線を投げる。

「うん そうね…
でもちょっと待っててね?」

それだけ言ってあたしはある物を取りに 席を外した。




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