主役にキスを
「それで、準主役は?」
「白のタキシード着たまま固まってた」
想像できる。
彼もその姿を思い出して、笑っている。
散々笑ったあと、彼は鏡ごしに私と目が合う。
「お前は?あんま緊張してないだろ」
「そう?」
まぁ確かに、自分の姿に浮かれて、式のこととか考えてなかった。
「余裕なくしてやろうか?」
「はぁ?」
そう言った彼の目にどきりと心が鳴る。
ズンズンと近づく彼に、鏡ごしだけど目が反らせない。
すぐ後ろで気配があると思ったら。
「なっ?!」
「白のタキシード着たまま固まってた」
想像できる。
彼もその姿を思い出して、笑っている。
散々笑ったあと、彼は鏡ごしに私と目が合う。
「お前は?あんま緊張してないだろ」
「そう?」
まぁ確かに、自分の姿に浮かれて、式のこととか考えてなかった。
「余裕なくしてやろうか?」
「はぁ?」
そう言った彼の目にどきりと心が鳴る。
ズンズンと近づく彼に、鏡ごしだけど目が反らせない。
すぐ後ろで気配があると思ったら。
「なっ?!」