主役にキスを
顎を強引に掴まれ、上を向かされる。

無理矢理合わされた目線。

声を出すことも許されない空気。



彼の目を見るだけで、心臓が鼓動し、脈打つ。



ダメなのに。


振りほどけない。




「神様の前じゃなくていいから」


切な気に歪んだ彼の目を見て。







「キスさせて」



彼の瞳に写った自分を見ながら、唇が重なった。





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