真夏の夜




「え、何?」



「まあ聞きたくなったら、覚悟が出来たら聞いてよ」



「えっ?」



「昔の優子だったら絶対喜ぶ」



「昔の私が喜ぶこと?全然分かんない」



「聞きたくなったら電話して」



私は電話番号が書かれた紙を受け取った



「ねえあの中入ろうよ」



美香は城田君がいる所を指差した



城田君は高橋君と山田君と話していて、皆笑いながら楽しそうに話してる




「邪魔したら、悪いよ、楽しそうだし」



「えー今日しか会えないんだよ?」



「そうだけど」



「いーじゃん、行こうよ!」



美香は私の手を引っ張った



「ちょっと・・・」


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