真夏の夜




「冗談だって・・・」



城田君は私と手を繋ぎ、足を進めた



友達か・・・



城田君が友達・・・



両想いなのに友達は辛いよ



私・・・早く隆と別れたい



早く・・・・早く




城田君の背中を見ているとそう思わずにはいられない



もっと近づきたい



「家、どこ?」



「私、タクシーで帰るから」



「俺の車で送りたいんだけど」



「え、いいよ」



「俺が送りたいんだってば」



城田君は強引に私を車に乗せた



もう・・・いっつも強引・・・



でも、ドキドキしちゃう



城田君の強引さ・・・・
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