真夏の夜
「もう10時か・・・」
「明日、仕事?」
「ああ」
「早いの?」
「明日は早くなかったと思うけど」
「そうなんだ」
城田君の体温は暖かくて、ドキドキした
「白木の家って俺の家の通り道かあ」
「え、そうなの?」
「ほら、見てみろよ」
前を見た
「本当だ」
「白木は早いの?明日」
早いけどそう答えたくない
城田君との時間が減る事が何より怖かった
「ううん、早くない、だから上がって行かない?」
もう少しだけ一緒にいさせて・・・
「いいよ、悪いし」
「全然いいのに・・・・」
「じゃあ・・・」