真夏の夜
城田君は車を私のマンションの近くの駐車場に停めた。
「城田君、こっち」
「ああ」
エレベーターってこんなに緊張したっけ
城田君がいるだけで私の胸はドキドキした
何も話さず、7階が来た
「あっコーヒー入れるね、ソファー座ってて」
コーヒー入れてる時が一番緊張する
城田君がここにいるなんて
と思うだけで、私の胸は高鳴った
「はい、砂糖いる?」
私はコーヒーを置き、聞いた
「いらないから、ここ座れよ」
城田君は二人掛けのソファーの横を手で叩いた
「うん・・・」
私はソファーに座った
「母校の運動場借りれると良いけどなー」
「うん、その日はサッカー部は休みになっちゃうのかな」
「そうだろうな、まあお願いしてみるよ」
「でも、お金掛かるんじゃない?」
「白木は気にしなくていい」
「でも・・・」
「でもじゃない、俺が何とかするから」