真夏の夜
良かった・・・14日じゃなくて・・・
心からホッとしたのが分かった
私はベッドに入った
でも・・・目をつむっているのに眠れなくて眠れなくて
何で・・・・
やっと眠れたと思って起きたら夜中の2時・・・
こんなに眠れなかったのはあの時以来だった
18歳・・・城田君に卒業式の日キスされた
あの日の夜・・・そして次の日の夜だって眠れなかった
まるであの時みたい
テレビを付けても別に面白くないし
だからって消したらもっと孤独になる
メールのチェックをしようとしてもメールは一通も来てなかった
鞄から城田君の名刺を出して、携帯に登録をした
電話なんて出来る訳ない
どんなに寂しくても邪魔は絶対にしたくない
寂しいだけで電話なんて出来ない
久しぶりに恋なんてしちゃったら調子が狂う
もうしないと思ってた
私の結婚する相手は当然の様に隆だと思ってたから