真夏の夜
「うん・・・でもいいなあ幸は」
「え、何で?」
「だって恋人と上手くいってるんでしょ?」
「え、ああ・・・」
「結婚するの?」
「え!?しないよ」
上手くいってる・・・
いってるはずかない
なんか美香に嘘を言うのは心が痛い
「そうなの?」
「いや、分かんないけど、今のところはね・・・」
「そっか、どんな彼氏なの?」
「えーと、優しいかな」
「優しいが一番だもんね」
「まあね・・」
「やっぱり上手だね、城田君」
サッカーをしている城田君を見ながら美香は言っていた
「うん・・・すごく・・」