真夏の夜




「優子!」



後ろから声がした



「美香」



「じゃあね!」



「うん、じゃあ」



美香は山田君と手を繋いで帰って行った



「いいなあラブラブだ」



「優子はラブラブなのが良いんだ?」



城田君は私と手を繋いできた



「え、そんな」



「じゃあ、遠慮しないからな?」



「え、あれでも遠慮してたの?」



「失礼な事言うよなあ」



その時、城田君が私に唇を重ねた



え・・・こんな所で・・・ダメだよ・・・




城田君は唇を離した



「ちょっとバレたらどうするのよー?」



「大丈夫だって、誰も見てない」



「もう・・・ダメだよ」



< 66 / 76 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop