雨女、時として晴れ男。












恐る恐る振り向くと、


唖然とした
みんなとばっちり目が合う。





「…ぁ、あは☆」




シーンとした教室に響く

あたしの空回りした愛想笑い。




「…照美、」




澪があたしの名を呼んだのをきっかけに、




「ちょっ、てるみん!?!?」


「どーいうことっっ!?!」


「あの北見くんが…っ!?!?」





女子達が一斉に詰め寄って来る。



や…ぇと…あのっ;



「どーゆうこと…って;;」






ただ傘貸しただけですからーっ!!!!!


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