雨女、時として晴れ男。
「ってぇ。お前の腹パン冗談になんねーよ(笑)」
「腹減った」
「聞けよ!つか はえーよ!」
わめく景を放置して
席について俯せる。
「ったく…お前マイペースすぎんだろ」
「知らなかったん?」
「…知ってたわぁ」
ドカッと
俺の前の席に座った。
「つーか」
「…」
「時雨が女子の頭なでるとか初めて見たんだけど」
「…なでたっけ?」
そういえば
なんとなく
あいつの頭に手置いたわ
「これは怪しいぞ?時雨くんっ?♪♪」
景がバシバシ俺の背中を叩く。
「何がだよ」