先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-


「冬夜くんにウザがられてるのに、それでも近付くの?
冬夜くんに近付いて行って、傷つくのはヒナタちゃんだよ?」


ユリアさんの言葉が、どんどんどんどん突き刺さってくる。


もう、やだよ…。


冬夜先輩、助けて…。


「日向?」


え?


この声って、冬夜先輩?


さっきあたしが助けてって思ったから、きっと幻聴が聞こえたんだよ。


あたしってどんだけ、冬夜先輩のこと好きなのよ。


「おーい、日向〜?」


ふふっ。


今度聞こえた冬夜先輩、小さい子みたい。って…


「本物!?」


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