先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-


もぉ、冬夜先輩のバカ。


そんなに女の子とイチャイチャしたいんだったら、ユリアさんとずーっとしてたらいーじゃん。


どーせ、両想いなんでしょ。


はぁ。


自分で言ってて、すごく傷つくなぁ…。


「冬夜先輩」

「ん?」


冬夜先輩、あなたは真面目な話をしたいときでも、女の子とイチャイチャするんですね。


「最低。あたし、大っ嫌いです。冬夜先輩のこと、大っ嫌いです。女の子と一緒にいて、にやけてる冬夜先輩なんか、大っ嫌いです」

「は…え…?日向?意味が…」

「ユリアさんと、お幸せに!!」


あたしはその場から、全力で走って逃げた。


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