先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-
「先輩、キーホルダーです」
イチャイチャしてるお父さん達に若干呆れながら、あたしの部屋に行った。
「あ。美雨に連絡しなきゃ」
急いで鞄からケータイを取り出し、美雨に電話した。
5回くらいコールがなった後、いつものうるさい美雨の声が聞こえてきた。
『もしもし、日向!?家ついた!?大丈夫!?誰が迎えに行った!?それと…元気!?』
最後の一文、意味わからないのはあたしだけ?
「げ、元気だよ。さっき帰ってきたとこ。迎えはちなみにお父さんだった」
『へぇ。おじさんと話せた?』
「まあね」
『そかそかぁ』と何回か連呼してから、美雨の少し真面目な声が聞こえた。