先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-


『そんなことは、別にどぉでもええねん』


どうでもいいんだ…。


『日向さぁ、安斎先輩とちゃんと話した方がええで?』

「話すって言われても、何を話したらいいのか分からないよ…」


冬夜先輩を前にすると、絶対緊張して今日みたいに勝手にキレちゃいそうだし…。


『日向の素直な気持ちを、安斎先輩にぶつけたらええねん』

「素直な気持ち…?それって、もしかして…?」

『ちゃんと分かってるみたいやな。安斎先輩に、告白するんや!!』


や、やっぱりそうですよね…。


「あたしに拒否権は…」

『あるわけないやん』


ですよね…。


『日向に時間をあげる。この1週間が終わるまでに、安斎先輩に告白すること!ま、頑張りなさい。』


ツーツー…


電話切れちゃった…。


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