先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-
「これって、ケーキ屋さんのやつ?」
「手作りだけど…」
え…、お母さん?
ま、瞬きしないと目が痛くなるよ。
何にびっくりしてるんだろう。
「これ、日向が…?」
「だからそう言ってるでしょ?」
「日向。ケーキ屋さん開きなさい」
ケーキ屋さんなんて
「無理に決まってるじゃん。…あたしなんか」
またまた、瞬きしないお母さん。
「お母さん。瞬き忘れてる」
「あ、どうも」
お母さん、どうしたんだろ?
まぁ、いっか。
「お母さん、これ」
またまたまた瞬きを忘れてるお母さんに、プレゼントを渡した。