先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-


「あ、ありがとう。なんだろなぁ。…ってこれ、ネックレス?」


お母さんに渡したプレゼントは、小さなダイヤがついたネックレス。


ずーっと前から貯めてたお金を、お母さんのプレゼント代に使った。


小さい頃から貯めてたから、無くなりはしてないけどね。


「可愛いわね。これって本物の、ダイヤなの?」

「うん、一応。気に入ってくれた?」

「うん、すごく気に入った。
結構、高かったんじゃない?」

気に入ってもらえてよかった。


すごくいい笑顔。


「お値段のことは、お気になさらず」


値段は絶対に言えないよ。


だって、お母さん心配しちゃうもん。



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