先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-
顔洗ったり、歯を磨いたり、着替えてたりしたら、いつのまにか、9時になっていた。
ピンポーン
「はぁーい」
玄関のドアを開けると、薄いピンクのワンピースを着た美雨が立っていた。
「おはよ」
「おはよ〜♪今日の日向、可愛いよぉ」
「ありがと。上がって?」
「はぁーい♪」
美雨が家に来ただけで、明るくなったかも。
美雨パワーすごいね。
「ひなたぁ。お腹すいたよ〜…」
お腹すいたって言われても、困るんだけど…。
「食パンでもいい?」
「何でもいーよー。食べれるだけ、マシだよ〜」
てことで…
「あ〜。おいしぃ。こんなに食パンが美味しく感じたの、初めてかもしれないよ〜」
大袈裟すぎです。美雨さん。