先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-


顔洗ったり、歯を磨いたり、着替えてたりしたら、いつのまにか、9時になっていた。


ピンポーン


「はぁーい」


玄関のドアを開けると、薄いピンクのワンピースを着た美雨が立っていた。


「おはよ」

「おはよ〜♪今日の日向、可愛いよぉ」

「ありがと。上がって?」

「はぁーい♪」


美雨が家に来ただけで、明るくなったかも。


美雨パワーすごいね。


「ひなたぁ。お腹すいたよ〜…」


お腹すいたって言われても、困るんだけど…。


「食パンでもいい?」

「何でもいーよー。食べれるだけ、マシだよ〜」


てことで…


「あ〜。おいしぃ。こんなに食パンが美味しく感じたの、初めてかもしれないよ〜」


大袈裟すぎです。美雨さん。


< 72 / 159 >

この作品をシェア

pagetop