先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-
「デミグラスソースの、ハンバーグにするの?」
「うん」
「了解なり。美雨チャンは今から、リビング&美雨チャンの部屋を片付けてくるね」
「りょーかい」
美雨はそう言って、片付けに行った。
しかもあたしがハンバーグ作り終わって、冬夜先輩達が来るまで姿を見せなかった。
「すげぇ、いい匂い」
「この匂いって、ハンバーグか?」
「はい。さっき頑張って作りました」
あたしがそう言うと、冬夜先輩は瞳を輝かせた。
「すっげー!日向天才じゃん」
冬夜先輩に言われると、どんな言葉でも嬉しい。
「あたしは、当たり前のことをしたまでですよ?」