先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-
〔どーやったら、部屋が散らかるのよ〕
そうメールするあたしは、すごく美雨に呆れていた。
〔何か、昔のアルバムとかが出てきちゃってね〕
それで思い出に、慕ってた訳ね。
〔また、片付けてあげる〕
美雨って将来、お嫁に行けるのか不安になってきた。
〔ありがとぉ♪
じゃ、お願いしまーす〕
楽しようとしてるって思うのは、あたしだけでしょうか…?
美雨のメールを見てから、また冬夜先輩達のトコに戻った。
「日向」
「は、はい…?」
いきなり名前呼ばれたから、すごくビックリしちゃった。
「日向の分のハンバーグ、冷めたよ?」
「え?あっ、本当だ。
誰かさんのせいで…」
あたしはそう言って、美雨を睨んだ。
美雨はあたしと目を会わせないように、目をそらした。
それを見て、苦笑いするあたし。