先輩、大好きです。 -憧れの先輩と禁断の恋-


「美雨はピンクの車ねー♪
日向がオレンジで、雪くんが青で、安斎先輩は黒でいいかな?」


色くらい、自分で決めさせてよ。


そう思ったけど、別にどうでもいいことだから、つっこまなかった。


「ルーレットを回して、数字が大きい人からやってね」


ルーレットを回して、決まった順番はこうなった。


あたし→2
美雨→4
冬夜先輩→3
雪也さん→1


「もぉ〜、ついていなっ!」


そう言って、イライラしてる美雨。


「順番って、関係あるの?人生ゲームに…」

「別にないけど…。何か嫌じゃん。最後って」


分からないことも無いけど。


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