メガネ男子と屋上で。
「なんで笑えるんだよ…」
「…ハハハハ」
「おいっ…」
私はまた笑った
「おいって言ってんだろっ!?」
光山は私の顔をグイッとこっちにむけた
「…おまえ…泣いてんのか…?」
私は無意識に泣いていた
「そのこと、あの下っぱは、しってんのか?」
「…私の親と学校の先生たちしか知らないよ…」
「…」光山は黙りこんだ
「だからね…あたってるの…人をいじめて…」
「…」
「生きてるやつが…にくくて、にくくてしかたないの…」
「俺のことは…にくくないのか…?俺だって生きてるぜ。」
光山はニカッと少し笑った
「うん…なぜかね…」