メガネ男子と屋上で。
悪化
私たちはまた屋上にきている
「はぁ…なんか手がへん…」
「はぁ?大丈夫かよ…つか、変ってなんだよ」光山がきいてきた
「なにって…なんか…ピリピリする」
「しびれてんじゃねーの」
「あぁ…」私は昼休みの前の授業で手に顔をのせて寝てしまったのを思い出した
「ねぇ、テスト、全教科何点だった?」私はついこのあいだ中間テストのことをおもいだした
私は成績には自信があった
「俺?満点だよ」無表情で答えた
「………」
「どうした?俺より、低かったのか?何点だ?ん?」少しいじわるそうに光山はきいてきた
「……うるさいっ」私は光山から離れた