メガネ男子と屋上で。

私は教室からでてすぐに前を歩いてる男子がノートを落としてるのをみつけた

(…新しい彼氏ほしいし、拾うか…)かんなは作り笑いをしながら声をかけようとし、ノートを拾った

「…光山麗奇」あまりの綺麗な(?)名前に少し驚いたわたしは思わず呟いてしまった

「…なに?」と振り向いたその男子はダサい…髪ボサボサ…てか何その牛乳瓶のフタみたいなメガネは…

「いや…べつに…」私は無愛想にノートを差し出した

「はい。落とし物」「…ありがと…」「ん…」

「じゃね…」私は去ろうとしたが「おい!待てよ!オメー美川かんなだろ!?」「な…だからなに?」

「オメー、宮野舞子をいじめてるだろ!?さっきなんて、トイレに顔突っ込ませたんだろ!?アイツに聞いたよ!ふざけんな!そーゆーことすんなよ!」

「は…はぁ!?何アンタいきなり…」
「だから、人をいじめんな!」

「意味わかんない!」と怒鳴ってかんなは走って逃げた

「ただいまー」
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